「由利本荘市地域公共交通網形成計画」を策定しました
「由利本荘市地域公共交通網形成計画」の概要
1.経緯
平成27年4月30日公表
2.本計画の区域
由利本荘市全域
3.本計画に関する基本方針
本計画には、近年新たな課題への対応を盛り込み、「交通弱者への対応を図るため、交通空白地域を解消するとともに、持続可能な公共交通体系を構築します」とする基本理念を掲げています。駅やバス停から離れているために公共交通機関を容易に利用できない「交通空白地域の解消」に向け、事業の持続可能性に配慮しながら取り組みます。
4.本計画の目標
地域ニーズに応じた公共交通を導入していくため、地域住民の協力を得ながら地域ごとに路線網および運行形態を検討していく必要があります。地域住民の主体的な意思・関わりを構築するため、公共交通に対して関心を持ってもらうことを第一に住民説明会や体験型のワークショップ、バスライドイベントを実施し、また、これと並行して行う事前調査結果をもって、公共交通網形成のための住民検討会、有識者などを交えた協議会、必要に応じて社会実験などを実施することで、地域の実情に応じた独自の公共交通を創り上げていきます。
5.事業の概要及び事業の実施主体
本市は旧市町に由来する8つの地域特性があり、画一的な公共交通サービスでは、利用実態に応じた運用が難しいことから、利用者や関係機関との連携を図りながら、望ましいサービスを検討していくことが、持続可能な公共交通体系の構築に欠かせない要素となっています。さまざまな問題の解決を図るべく、3つの着眼点(施策)から事業実施します。
(3つの施策)
- 地域間拠点間のアクセス
- 地域拠点を核としたフィーダー交通の導入
- 地域拠点・交通結節点の整備促進
注3つの施策の方向性として、まちづくりと連動したネットワークの構築を図ります。
- フィーダー輸送による交通空白地域の解消
- 拠点間を結ぶ交通サービスの維持・確保
- 乗り換え拠点の整備
(具体的な事業)
- 運行形態・経路・立ち寄り地・地域拠点の設定・運行本数・ダイヤの見直しなど、路線変更に伴う検討は地域住民、交通事業者、市、関係機関との協議・連携により決定します(事業主体:本市・バス事業者)
- 他市町にまたがる広域バス路線の運行ダイヤ・経路などを見直し、広域連携を強化(実施主体:本市、バス事業者、近隣自治体。急行秋田線(本市~秋田市)、急行横手線(本市~横手市)、象潟線(本市~にかほ市))
- 公共交通の魅力向上と利用促進を図るため、バス車両のラッピングや、小・中学生などを対象としたバスの乗り方教室の実施(実施主体:本市、バス事業者、鉄道事業者など)
6.計画期間
平成27年度~31年度
7.協議会の有無
由利本荘市地域公共交通活性化再生協議会(平成21年3月2日設立)
8.関係者との協議
協議成立年月日:平成27年2月13日
9.利用者の意見の反映
- 国、県、市などの関係機関と、各地域の公共交通利用者、市婦人団体連絡協議会、市老人クラブ連合会などの団体からのメンバーを構成員とする、由利本荘市地域公共交通活性化再生協議会を全4回(協議会2回、幹事会2回)にわたり開催し、議論を行いました。
- パブリックコメントを平成27年2月14日~同27日まで募りましたが、意見は寄せられませんでした。
生活交通確保維持改善(計画)事業によるフィーダー補助について、国の支援制度活用を想定しています。
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企画振興部地域づくり推進課
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